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ジェット旅客機の燃料の重さは大型機の場合、総重量の約40%も占める。たとえば、ジャンボ機(ボーイング7471400)の最大離陸重量は約400tだが、このうち約170tが燃料だ。これほど重量のある燃料を、機体のどこに積んでいるのだろうか。答えは、主翼のなかだ。主翼のなかにそんなスペースがあるのか、と疑問に思われるかもしれないが、主翼の前桁、後桁、リブ(小骨)で囲まれた空間は意外と大きい。ここをそのままタンクにすれば、翼内の容積を効率よく利用することができるというわけだ。また、主翼にそんなに重いものを入れても大丈夫なのか、と心配する人もいるが、むしろ主翼に重量のあるものを積むことは好都合なのである。飛行中の翼は揚力を得て上向きにしなっている。このしなりが大きくなると、主翼のつけ根に大きな負担がかかるが、燃料を「おもり」にすることで、しなりを小さくし、主翼のつけ根の負担も軽減できるのだ。ところで、整備士が燃料タンクを整備するときは、どうやって翼のなかに入るかご存知だろうか。実は、主翼の下側に「マンホール」という穴があり、ここから出入りするのである。